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脳・心臓疾患の労災認定基準 複数就業者の精神障害の労災認定についての検討も進める

厚生労働省から、令和2年6月10日開催の「第1回 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」の資料が公表されました。

この検討会の検討事項は、次のとおりとされています。
① 複数就業先の負荷を総合的に評価する場合の留意点の検討
② 脳・心臓疾患に関する最新の医学的知見等を踏まえた認定基準の検討
③ その他

初回である今回の検討会でも、「複数業務要因災害における過重負荷の評価」が議題の一つとなっています。

 これは、令和2年9月1日からの施行が予定されている労災保険法の改正に対応したものです。
この改正において、多様な働き方を選択する者やパート労働者等で複数就業している者が増加している実状を踏まえ、労災保険制度が見直され、複数事業労働者が安心して働くことができるような環境が整備されることになります。
労災認定については、複数就業者の就業先の業務上の負荷を総合的に評価して行うこととされていますが、その詳細の検討が進められています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<第1回 脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会/資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11780.html

なお、精神障害の労災認定基準についても「複数業務要因災害における心理的負荷の評価」が検討されていることはお伝えしているところです。
〔確認〕第6回「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」/資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11677.html